美香、全英で雪辱だ!メジャー制覇「あとちょっと」

[ 2011年7月13日 06:00 ]

最終ラウンド、ホールアウトし、抱き合う宮里藍(右)と宮里美香

USLPGAツアー第66回全米女子オープン最終日

(7月11日 米コロラド州コロラドスプリングズ ブロードモアGCイーストC=7047ヤード、パー71)
 全米女子オープンで自身のメジャー最高位となる5位に入った宮里美香(21=NTTぷらら)が全英女子オープン(28~31日、カーヌスティ・ゴルフリンクス)でのリベンジを誓った。今季はメジャー3試合全てでトップ10入りを果たしただけに、残る最後のメジャーでも優勝に期待が懸かる。11日の最終日は通算3アンダーで並んだ韓国勢同士のプレーオフにもつれ込み、柳簫然(21=韓国)がソ・ヒキョン(25=韓国)を退け、米ツアー初優勝を飾った。

 宮里美香の視線は遠く英国のリンクスを見つめていた。メジャー自己最高の5位に入って得た自信と経験。次なるメジャーに向けて「もっと厳しい戦いになると思うけど楽しみ」と頼もしい表情を浮かべた。

 昨年の4大メジャーでは2度の予選落ちを喫し、全米女子プロの13位が最高だった。「メジャーは凄く獲りたいタイトルだし、去年は結果を残したい気持ちが強すぎて空回りしていた」。それが今季はメジャー3戦全てで10位以内に食い込んでいる。「メジャーでもいつも通りにやろうと思っている」と大舞台での心構えを身につけ始めた。

 第2ラウンド終了時にはメジャーで初の首位に立ち、決勝ラウンドの36ホールは最終組でプレーした。ここではさすがに平常心は保てなかったが「最終組で回れたのは今後の大きなステップになる」と次に生かせる経験となった。「自分のゴルフはステップアップしている。優勝まであとちょっとだと思う」。来週はフランスで行われるエビアン・マスターズに出場して全英へ。リベンジの機会はすぐに訪れる。

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2011年7月13日のニュース