遼くん「小手先で抵抗しようとするとひどい結果が待ち受けている」

[ 2011年7月13日 11:43 ]

全英オープンの練習ラウンドで笑顔を見せる石川遼

 男子ゴルフで注目を集める19歳の石川遼が14日開幕の全英オープン選手権で10度目のメジャー大会を迎える。「練習してきたベストのスイングをすればいい。コース攻略にとらわれるのは良くない」と、自らのゴルフを貫くことで世界屈指の難コースに挑む。

 12日の練習ラウンドで海沿いの英国南東部サンドイッチのロイヤル・セントジョージズGCは強い風が吹き荒れた。フェアウエーはうねり、ラフは深い。グリーンは起伏が激しく落としどころが難しい。

 だが、厳しい条件に惑わされずに「体とスイングの切れを良くしたい」と体調やフォームを入念に確かめた。「小手先で抵抗しようとすると、ひどい結果が待ち受けている」と言う。米国や国内のツアーで天候の乱れやコースを気にしすぎて失敗した経験がそんな姿勢の背景にある。

 人工的な米国のコースで行われる残りのメジャー3大会と異なり、自然を生かしたコースで戦う全英を「日本人が一番優勝するチャンスが大きい」と相性の良さを感じている。4月のマスターズ・トーナメントで記録したメジャー自己最高の20位を上回る目標を掲げて「その実現性がこの大会にはある」と語気を強めた。(共同)

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2011年7月13日のニュース