ボーナス狙え!世界水泳メダル量産へ“ニンジン作戦”

[ 2011年7月13日 06:00 ]

北海道・野幌での代表合宿でインタビューに答える入江

 競泳の世界選手権(24~31日、上海)に出場する日本代表選手が12日、北海道・野幌で合宿を公開。同選手権のメダリストに日本水泳連盟のオフィシャルパートナーであるGMOクリック証券から強化費が支給されることが発表された。

 金額は金メダルなら300万円、銀で100万円、銅で50万円。同連盟は05年大会まで金200万円、銀100万円、銅50万の金一封を贈っていたが、世界選手権が賞金大会となった07年以降は取りやめていた。同選手権の賞金は1位1万2000ドル(約96万円)、2位7000ドル(約56万円)、3位5000ドル(約40万円)。今大会の金メダリストは来年のロンドン五輪代表に内定することも決定しており、選手にとっては五輪切符とビッグボーナスを手に入れるおいしいチャンスとなった。

 背泳ぎ3種目にエントリーし、メドレーリレーにも出場チャンスのある入江陵介(21=イトマンSS)は最大で約1300万円獲得の可能性がある。入江は「もしもらえたら、強化や将来の留学のために使いたい」と歓迎した。“ニンジン作戦”で目指すはメダル量産。上野競泳委員長は「選手は2つの励みを持って臨める。09年大会はメダル4個だったので、金を含む5個以上が目標」と力強く語った。

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2011年7月13日のニュース