土居美咲「自分は挑戦者」世界31位相手に攻めに攻めた

[ 2011年6月23日 09:48 ]

女子シングルス1回戦でベサニー・マテックサンズを破り、ガッツポーズする土居美咲

ウィンブルドン選手権第3日

(6月22日 英ロンドン・オールイングランドクラブ)
 最後まで攻め続けた。相手のロブショットが外れて四大大会初勝利が決まると、世界ランキング133位の20歳、土居は何度も拳を握り締めた。「接戦をものにできたことが本当に自信になる」と喜びに浸った。

 世界31位の相手はウィリアムズ姉妹に続く米国の3番手。「ボールが重かった」と感じたが、159センチのサウスポーは思い切りのいいプレーで打ち負けなかった。

 要所でフォアをたたき込んで先手を取る。最終セットは相手サーブを先に2度破りながら、ともに追い付かれたが、第12ゲームをブレークして振り切った。「トップ選手は常に攻撃的。そういう選手に勝てたことが一番自信になる」。笑顔がはじけた。

 千葉県出身のホープは、日本テニス協会が2016年リオデジャネイロ五輪での金メダル獲得を目標に立ち上げた「Gプロジェクト」の強化対象選手。「自分は挑戦者。積極的にプレーする」と、攻めの姿勢で2回戦は2008年大会4強の鄭潔に挑む。(共同)

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