夢が最大の目標に…渡瀬、高梨ら決意新た

[ 2011年4月6日 22:32 ]

 ジャンプ女子の採用は過去の冬季五輪でも検討されてきた。10年以上も前から国際大会に出場してきた26歳の渡瀬あゆみ(神戸クリニック)は「やっと認めてもらえたという、うれしさでいっぱい。夢だった五輪が、最大の目標に変わった」と言葉に実感を込めた。

 中学生の高梨は「今まで引っ張ってくれた先輩方に感謝しています」と話した。2月の世界選手権で日本女子最高の6位に入り、五輪メダルにも期待がかかる。「(五輪シーズンまでの)あと2シーズン、自分のできる限りのことをして代表に選ばれるようジャンプを磨いていきたい」と決意を新たにした。

 世界選手権代表で、3月の国際蔵王大会を制した16歳の伊藤有希(北海道・下川商高)も「五輪出場は小さいころからの夢だった。スピードとパワーがつくようなトレーニングをして2014年に備えたい」と3年後を見据える。日本チームの渡瀬弥太郎コーチは「ビッグチャンスが訪れた」と興奮を隠さなかった。

 ▼渡瀬あゆみの話 夢だった五輪が、最大の目標に変わった。若手選手に負けないようプライドを持って努力していく。

 ▼伊藤有希の話 たくさんの先輩たちが続けてきてくれたおかげ。五輪出場は小さいころからの夢だった。

 ▼高梨沙羅の話 ソチ五輪(シーズン)までのあと2シーズン、自分のできる限りのことをして、代表に選ばれるようジャンプを磨いていきたい。

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2011年4月6日のニュース