文科省「技量審査場所」に理解…成果確かめる機会必要 

[ 2011年4月6日 20:24 ]

 日本相撲協会が5月の夏場所を通常の興行として行わず「技量審査場所」としたことについて、協会を所管する文部科学省の幹部は6日、「八百長問題の調査は継続中で、通常開催できないのは当然だが、力士の稽古の成果を確かめる機会は必要だ」と述べ、一定の理解を示した。

 一方で、この幹部は「八百長の再発防止への取り組みや協会のガバナンス(統治)改革もこれから。協会は、引き続き徹底した取り組みが求められている」と指摘、正式な場所開催まで依然課題が残されていることを強調した。

 別の幹部は、技量審査の一般公開について「これまでに例がなく、混乱のないよう入場者の選び方などをよく検討してもらう必要がある」とした上で「東日本大震災の被災者を招待するなどさまざまな工夫も考えられる」と話した。

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2011年4月6日のニュース