井村氏 再び中国のヘッドコーチに

[ 2011年4月6日 22:34 ]

 シンクロナイズドスイミングで中国をアジアのトップに押し上げた井村雅代・元日本代表監督(60)が再び中国代表のヘッドコーチに就任したことが6日、関係者への取材で分かった。中国水泳協会との契約は来年のロンドン五輪まで。

 関係者によると、井村氏は「世界の最前線にいて挑戦したい」と話している。既に中国入りし、上海で代表合宿に参加した後、22日に北京で始まる中国オープンで復帰後初めての采配を振るう。中国を追う立場になった日本は、ロンドン五輪出場枠獲得などでより厳しい状況になった。

 2004年アテネ五輪まで日本代表の指導者として多くのメダルをもたらした井村氏は、06年末に中国代表ヘッドコーチに就いた。的確な指導で08年北京五輪のチームで3位に導き、同国シンクロ初のメダル獲得に貢献した。その後日本に戻って主宰する井村シンクロクラブで選手を教え、昨年の広州アジア大会でも中国のコーチを務めた。

続きを表示

2011年4月6日のニュース