まだ4人が携帯出さず 発覚時に紛失や機種変更

[ 2011年2月25日 22:12 ]

 大相撲八百長問題の実態解明を進める特別調査委員会(座長=伊藤滋・早大特命教授)は25日、メールなどで名前の挙がった14人の携帯電話の調査で4人がまだ提出しておらず、回収分も業者に解析を委託していないことを明らかにした。未提出者のうち3人はいずれも、八百長問題の発覚前後に紛失や機種変更をしたと証言したという。

 特別調査委によると、1人は日本相撲協会の緊急理事会で事情聴取を受けた2月2日に紛失。他の3人は携帯電話を提出する用意があると回答しているが、1人は同2日に機種を変更し、もう1人も1月下旬か2月上旬に変えたと説明している。

 聞き取り調査の対象者は増えておらず、14人への面接は継続中としたが、終了のめどは立っていない。特別調査委は相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)の同席を求めて、3月4日に次回の会合を開く。

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2011年2月25日のニュース