恐怖語る女子陸上陣 福士加代子「言葉で言い表せない思い」

[ 2011年2月25日 10:19 ]

クライストチャーチから帰国した陸上女子の(左から)中村友梨香、野尻あずさ、福士加代子、赤羽有紀子の各選手

 大規模地震の影響でニュージーランドのクライストチャーチ市で行っていた合宿を中止した陸上女子長距離陣、福士加代子(ワコール)赤羽有紀子(ホクレン)ら9選手を含めた関係者15人全員が25日、成田空港と関西空港に無事帰国し、福士は「あんなに大きな地震は経験したことがない。言葉で言い表せない思いをした」と恐怖を語った。

 地震発生当時、関係者はホテルの部屋にいたが、建物の倒壊を憂慮して中庭に集まった。その中庭でも余震が続いた後は地割れし、水が噴き上がったという。赤羽は「怖かった。私たちは運が良かっただけ」と話し、町田祐子(日本ケミコン)も「動けないほどの大きな揺れ。(体の)震えが止まらなかった」と述べた。

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