76%が思っていた「八百長ある」それでも42%は「相撲見たい」

[ 2011年2月12日 17:20 ]

 共同通信社が11、12両日に実施した全国電話世論調査で、大相撲の八百長問題に関し、力士らのメールのやりとりが発覚する以前から「八百長はあると思っていた」が76・1%に達し「ないと思っていた」の18・6%を大幅に上回った。

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は八百長について「過去にはなかったと判断している」と6日の記者会見で話しているが、世論の見方は大きく食い違う結果となった。

 また現在、財団法人として税制面の優遇措置を受けている日本相撲協会が今後、公益法人として存続した方がよいかどうか聞いたところ「公益法人として存続しなくてもよい」が62・3%。公益財団法人への移行を目指す日本相撲協会にとって、深刻な数字が出た。

 八百長問題を受け、相撲協会が3月の春場所と年内の地方巡業を取りやめた対応については69・2%が「適切な対応だと思う」とした。

 八百長は58・7%が「絶対にいけないこと」とし「大相撲の性格上、やむを得ない面がある」は27・8%だった。大相撲がスポーツか、伝統文化かの問いには、「スポーツ」が15・9%「伝統文化」が57・2%、「どちらとも言えない」が25・3%と、大相撲を純粋なスポーツととらえていない見方が大勢を占めた。

 大相撲が再開された場合、見たいと思うかの質問には、42・5%が「見たい」、14・6%が「見たくない」とする一方「もともと見ていない」は40・5%だった。

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2011年2月12日のニュース