翔天狼 疑惑を完全否定…恵那司も「翔天狼とはガチ」

[ 2011年2月4日 11:35 ]

大相撲八百長メール問題

 大相撲の八百長疑惑で、日本相撲協会の特別調査委員会の調査が続く中、東京・両国国技館では4日朝から力士たちの健康診断があった。問題のメールで名前が挙がった幕内翔天狼も姿を見せ、「(八百長は)やってない」と関与を否定した。

 「悔しい」。翔天狼は名前が挙がったことについて、無念さをにじませるようにそう話した。この日は特別調査委から呼び出しを受けており、「親方からは『やっていないなら堂々と言ってこい。おまえを信じている』と言われた」という。

 翔天狼をめぐっては、八百長の仲介役とされる三段目の恵那司が昨年5月、十両千代白鵬に送ったメールで「翔天狼とはガチ」と、取組が真剣勝負だったとも解釈できる記述があった。

 国技館を訪れたほかの力士たちも、事態の深刻さに厳しい表情。タクシーから降りた幕内雅山は報道陣に取り囲まれて「八百長についてどう思うか」などと問い掛けられたが、終始無言。別の力士は「まじめに相撲を取っている人にすれば残念なこと」と話した。

続きを表示

2011年2月4日のニュース