塚田が現役引退 今後は海外留学を経て指導者に

[ 2010年12月23日 06:00 ]

 04年アテネ五輪の柔道女子78キロ超級金メダリストの塚田真希(28)が現役を引退することが22日、所属先の綜合警備保障から発表された。

 24日に都内で会見を行う。塚田は08年北京五輪で銀メダルを獲得したあとも現役を続行。しかし、今年9月に東京で行われた世界選手権の78キロ超級で敗れた後、全日本柔道連盟(全柔連)に強化選手辞退届を提出し、第一線から退くことを表明していた。体重無差別で柔道日本一を決める大会としては山下泰裕・現全柔連理事の持つ9連覇の記録に並んでいた全日本女子選手権(来年4月、横浜)にも出場しない。

 関係者によると、今後は指導者への転身を決めており、来年早々には海外留学をする見込み。留学先は欧州を希望しており、12年ロンドン五輪は海外を拠点としながら代表をサポートするという。全柔連の上村春樹会長は「長く日本の女子柔道界を引っ張ってくれた存在。ぜひ(全日本の)10連覇を目指してほしかったので残念だけど、指導者として日本柔道の発展に尽力してくれると思う」と話した。

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2010年12月23日のニュース