家根谷、悔しい1回戦の壁

[ 2009年12月18日 10:09 ]

パラレル大回転女子 12位の家根谷依里(国際スキー連盟提供・共同)

家根谷12位、竹内16位/W杯パラレル大回転

 【スノボW杯】0秒46差を追ってスタートした決勝2回目。家根谷は「巻き返せる」と臨んだが斜面変化のある中盤でふらつき、15日に続いて1回戦で敗れた。「ここが壁。ああ悔しい」と顔をしかめた。
 予選1回目は下位に沈んだが、2回目はボードをしっかり踏み込み、反動をターンでの加速につなげた。上島コーチは着実な成長を褒め「あとは最後の勝ち方を知ること」と課題を挙げた。
 トリノ冬季五輪後に迷路に入り込んだ。現在主流のメタル素材を使ったボードの対応に苦慮。これまで横への体重移動でボードを操作してきたが、踏む込んで加速させる技術の習得に励んだ。足腰の筋力強化ともかみ合い、1月の世界選手権パラレル回転で6位に入った。
 神戸市出身の25歳。「もう少し精度を上げれば、バンクーバー五輪に間に合う」と自信を示した。(共同)

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2009年12月18日のニュース