遼くん、課題を１日で修正　後半には５バーディー

　【カシオ・ワールドＯＰ】ティーショットに苦しんだ初日とは別人だった。石川は１日で見事に課題を修正。「バックスイングを上げるタイミングと下げるタイミングが合ってきた」と話したようにドライバーでフェアウエーを確実にとらえた。

　１番でいきなりのバーディー。「スタートホールからいいショットを打ったのが久しぶり。きょうはいいかもと予感した」と言う。９番で二つ目のバーディーを奪うと、後半はさらにギアを上げ、５バーディー、１ボギー。１７、１８番を２連続バーディーで締め「あれだけフェアウエーにいったのは生まれて初めてかも。ちょっと夢の中でゴルフをしているみたい」と振り返った。
　今大会で史上最年少の賞金王を確定させるには、石川が優勝し、ライバルの池田が７位以下で終わることが条件だ。「あした、もう一度スコアを伸ばせば、絡む可能性がある」と優勝争いを見据える。周囲からは賞金王への期待も高まっているが「注目してもらっている中でプレーできることに幸せを感じる」。さらりと言い切る姿は勢いを感じさせた。