海外初挑戦の三塚 後半失速8位 

[ 2009年7月27日 06:00 ]

 【エビアン・マスターズ最終日】海外ツアー初挑戦となる三塚が、優勝争いを盛り上げる大きな見せ場をつくった。最終日は4打差、10位からスタート。「みんなが攻めてくるだろうから自分もガンガンいく」と宣言した通り1番でバーディー。3番でボギーを叩いたものの、4番からの6ホールで4バーディーを奪う猛攻を見せ、13番でバーディーを決めた時には首位の宮里に1打差まで詰め寄った。

 しかし、そこから急にショットがブレ出す。14番でボギーを叩くと続く15番でもアプローチをミスしてボギー。さらに16番ではダブルボギーと一気に崩れ、優勝争いから後退してしまった。
 「前半はいい方に大暴れしたが、後半は悪い方で大暴れになった。技術と精神面でいい勉強になった。勝つ意識が足りなかった。意識しないと勝てない」。それでも有力選手が集まるメジャーの全英女子オープンの“前哨戦”で存在感をアピールし、海外ツアーでの活躍の足掛かりをつかんだ。昨年まではツアーに母・千鶴子さんを帯同し身のまわりの世話を頼んでいたが、今年は独り立ち。今週も両親を日本に残して参戦するなど、精神的に自立したことがゴルフにも好影響を及ぼしている。

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2009年7月27日のニュース