さくら“大人のゴルフ”2週連続Vへ好発進

[ 2009年4月18日 06:00 ]

<ライフカード・レディース第1日>1オーバーで7位の横峯さくら

 女子ゴルフツアーのライフカード・レディース第1日は17日、熊本県菊陽町の熊本空港CC(6468ヤード、パー72)で行われ、2週連続の優勝を狙う横峯さくら(23=エプソン)が1バーディー、2ボギーの1オーバー、73で回り、7位の好位置につけた。李知姫(29=韓国)とジュリー呂(33=台湾)が4アンダーの68で首位。昨年優勝の馬場ゆかり(26=フリー)は1アンダーで3打差の3位、今季初の国内ツアー参戦となった上田桃子(22=ソニー)は2オーバーの20位だった。

 19歳でプロ初優勝を飾った思い出の大会。あれから4年、初日としては大会最多となる5058人の観衆が詰めかける中、横峯が“大人のゴルフ”で成長した姿を見せた。「ピンの位置が厳しかった」と言いながら、1バーディー、2ボギーの73で上がり、首位に5打差とまずまずの位置をキープ。「耐えるゴルフが続いたけどショットは悪くなかった。1オーバーはまあまあ」と納得の表情を見せた。
 これまでは常に“イケイケ”のゴルフだった。ティーショットとなればコースに関係なく、とにかくドライバー。昨年のこの大会でも3Wはほとんど使わなかった。ところが、今回は「スプーンを5、6回は使いました」と一味違ったプレーを見せた。時折、霧雨が降る不安定な天気。硬くて球が止まりにくいグリーンや難しいピン位置に多くの選手が苦しむ中「メリハリをつけられるようになりました」と胸を張った。
 今季は「口に出した方がモチベーションも上がるから」と賞金女王獲りを公言。言葉通りに国内3試合で4位、6位、優勝と安定した成績を残してきた。今週は自身初となる2週連続優勝がかかっている。「ショットは悪くないから、あしたも我慢のゴルフをやって、バーディーを取れるところは取って、アンダーパーを目指したい」と第2日のチャージを誓っていた。

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2009年4月18日のニュース