丸ちゃん 我慢重ねて逆転Vへ2打差

[ 2009年4月18日 16:18 ]

第3日、17番でバーディーを決め、ガッツポーズの丸山茂樹

 我慢に我慢を重ね、最後は連続バーディー。「よく頑張ったよ」と“マルちゃん”スマイルがこぼれる。丸山茂が70で回り、首位と2打差の8位と、最終日の逆転優勝に向け好位置につけた。

 ホールごとに表情を変える難しい風に、上位選手がことごとく苦しんだ。米ツアー帰りの丸山茂ですら「こんなに風が回るのは経験がない」と話すほど。1打ごとによぎるかすかな迷いが、攻めきれないゴルフをベテランに強いる。
 だが、好調のパットで粘り、15番まですべてパー。16番でボギーをたたいたが、すかさず17番で難しい横風をはね返し、この日最初のバーディー。最終18番では難しいラインの10メートルを沈める。会心のバーディーに「ラッキー。1日の苦労がすっ飛ぶ」と振り返った。
 米ツアーでは言葉の壁に悩み続けた。ほかの選手と突っ込んだゴルフ談議もできなければ、得意のトークも不完全燃焼が続いた。だが、そんなストレスから解放された39歳の表情はどこまでも軽やかだ。明るい笑いに満ちたインタビューを「午前中に二つへこませれば、十分チャンスはある」と力強い意気込みで締めくくった。

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2009年4月18日のニュース