真央イチに刺激!3回転半×2でヨナ超えだ

[ 2009年4月18日 07:17 ]

<世界国別対抗戦>フリーに向け入念に調整する浅田真央

 浅田真央(18=中京大)が18日のフィギュアスケート世界国別対抗戦第3日に行われる女子フリーで、キム・ヨナ(18=韓国)が持つ207・71点の世界記録更新を狙う。この日の公式練習ではトリプルアクセルに4度挑んですべて成功。あこがれのイチローの通算安打日本記録に刺激を受け、自身も“イチ番”を目指す。

 浅田は公式練習開始の1時間半も前に、会場に姿を見せた。リンクに上がる前に入念にアップを行うさまは、過去にテレビで共演したあこがれの存在、イチローをほうふつさせた。時間があればテレビでプレーをチェックし、WBCも必死で応援した“イチローフリーク”。移動時間と重なりテレビで見ることはできなかったが、通算3086安打の日本記録達成に「凄い!素晴らしいと思います!自分も頑張りたい」と偉業に刺激を受けた様子だった。
 16日のSPでは、トリプルアクセル―2回転トーループのコンビネーションを決め、世界歴代2位の75・84点をマーク。18日のフリーで狙うのは、キム・ヨナが3月の世界選手権で叩き出した207・71点の世界記録超えだ。フリーで131・88点が必要となるが、トリプルアクセルを2回成功すれば自己ベストの133・13点も可能。この日の公式練習でもトリプルアクセル―2回転トーループを含めて大技に4度挑戦し、すべて成功するなど絶好調だ。SPとフリーの合計自己ベスト199・52点は、キム・ヨナに更新されるまでの世界記録。今季最終戦で“イチ番”に返り咲いた時、バンクーバー五輪への視界が開けてくる。

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2009年4月18日のニュース