またしても日本新ラッシュ!本多が北島の記録更新

[ 2009年4月18日 10:52 ]

男子50メートル平泳ぎ予選 27秒50の日本新をマークした本多勇樹

 競泳の日本選手権第3日は18日、浜松市総合水泳場で行われ、男子五十メートル平泳ぎ予選で、24歳の本多勇樹(東京ドーム)が27秒50で泳ぎ、北島康介(日本コカ・コーラ)の日本記録を0秒15更新した。

 男子五十メートル背泳ぎ予選では、古賀淳也(スウィン埼玉)が世界記録に0秒26差に迫る24秒59の日本新記録を出した。17日に百メートル背泳ぎを制した古賀は、宮下純一の日本記録を0秒67も更新した。
 女子五十メートル平泳ぎ予選の田村菜々香(きらら山口)は31秒55の日本新をマーク。田中雅美の日本記録だった31秒75を9年ぶりに塗り替えた。女子五十メートル背泳ぎ予選の寺川綾(ミズノ)は27秒94の日本新をマークした。

 男子五十メートル平泳ぎ予選で、北島が持つ日本記録を塗り替えた本多は「僕も北島さんと同じ東京都荒川区の出身で、実家もすごく近い。尊敬する方の記録を抜けてうれしい」と笑顔を浮かべた。
 決まった練習場所がなく、苦労した時期もあったが、ことし2月から東京ドームのプールに籍を置き「スタート後の浮き上がりから25メートルまでを速く泳ぎ、残りは気力で」というスタイルに磨きをかけた。中学生までサッカーで鍛えた24歳の本多は「瞬発力には自信がある」と話した。

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2009年4月18日のニュース