アッコ勝つ手知ったる!経験値披露4差発進

[ 2009年4月4日 06:00 ]

 USLPGAツアーのクラフト・ナビスコ選手権第1日は2日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCC(6673ヤード、パー72)で行われ、今季メジャー初戦で福嶋晃子(35=NEC)が5バーディー、3ボギーの2アンダーで回り、首位と4打差の12位発進。宮里藍(23=サントリー)が3オーバーの62位、上田桃子(22=ソニー)が4オーバーの80位など若手が大きく出遅れる中、日米通算25勝の実力者が好位置につけた。ブリタニー・リンシカム(23=米国)が6アンダーで単独首位に立った。

 メジャー初戦で日本人トップに立ったのは35歳の福嶋だった。2アンダーで12位発進。「みんなもっと伸ばすと思ったので良かった。ボギーも多かったけど、まずまずですね」。朝食抜きで午前8時33分にスタートし「おなかがすきましたよ」と笑ったが、「世界一好きなコース」でのプレーはまさに“朝飯前”。インスタートの11番パー5で残り234ヤードから2オンしてバーディーを奪うと、2番パー5では残り84ヤードからピン30センチへピタリ。パー5でバーディーを稼ぐ福嶋らしいゴルフを見せた。
 2月に胆石除去手術を受け、今季は練習を含めてこの日が6ラウンド目。飛距離は「1クラブぐらい落ちている」というが、初日の平均飛距離282ヤードは1位の曽雅◆に4ヤード差の2位と、飛ばし屋健在もアピールした。
 初めて米国を訪れた15歳でラウンドしたのが、このミッションヒルズCC。指導を受けた米国人コーチから「将来はここで戦いなさい」と言われ「最初は意味が分からなかったけど、プロになってから、ここで大会があると知って出たいと思った」という。オフに何度も回ったことがある会場だけに、01年が2位、02年が5位と大会との相性は抜群。久々に“本拠地”に戻ったベテランは「コースもよく知ってるし、グリーンも何となく分かるので攻めやすい。(04年に米ツアーを撤退し)またこういう舞台に戻ってこられるとは思ってなかったので、楽しんでやりたい」と言ってほほ笑んだ。(注)◆は女ヘンに尼

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2009年4月4日のニュース