さくらが18位浮上 藍、桃子ら予選通過

[ 2009年4月4日 09:21 ]

通算1オーバーの18位タイで第2ラウンドを終えた横峯さくら)

 女子ゴルフの今季メジャー第1戦、クラフト・ナビスコ選手権は3日、米カリフォルニア州ランチョミラージュのミッションヒルズCC(パー72)で第2ラウンドを行い、横峯さくらが通算1オーバー、145で18位に浮上した。横峯は73とスコアを落としたが、強風の中で各選手とも伸びなかった。

 76だった不動裕理は通算3オーバーで31位。72と粘った上田桃子は同4オーバーの38位、76の宮里藍は同7オーバーの56位で予選を通過した。福嶋晃子と古閑美保はともに80台と崩れて予選落ちした。
 クリスティ・マクファーソンとクリスティナ・キム(ともに米国)が通算6アンダーで首位に立った。

 ▼横峯さくらの話 いつになったら風がやむのかと思っていたら、最後までやまなかった。最後のボギーはもったいなかったけれど、1オーバーは自信になる。キャディーとの息も合ってクラブ選択に迷わなかったのも良かった。(止まった)ボールが揺れているのに中断しないなんて、あらためて海外のすごさを知った。
 ▼不動裕理の話 きょうも1メートルから1・5メートルのパットが全然入らなかった。その分ショットは良かったけれど、風の中だからこそもう少しパットを入れたかった。1メートルを外しているようじゃスコアは増えていくばかり。今後も課題はグリーン上。うじうじせずに頑張りたい。
 ▼上田桃子の話 きょうもパットの感触が戻らなくて、ショートパットを三つ外した。ショットのイージーミスで(14番を)ダブルボギーにしたのが痛かった。メジャーは気持ちの強さが大事。最後の3ホールは、気持ち、気持ちと声に出しながらプレーした。
 ▼宮里藍の話 風が強くて考えることが多過ぎた。この難しいコースでこれだけ風が吹くと、すごくフェアウエーが狭く感じる。前半はいいパットに本当に助けられた。風が吹けば吹くほど精神的には削られるけど、1ホールずつパーセーブして、最後まで我慢して少しでも上位にいきたい。
 ▼古閑美保の話 きょうはつらかった。本当は4、5ホールで風に慣れなければいけないのに、最後まで感じがつかめなかった。ショートパットも入らず、すべてがうまくいかなかった。今年は出られる海外のメジャーを全部出ようと思っていたけれど、少し考え直そうかと思う。
 ▼福嶋晃子の話 大変な一日だった。このコースでこんな風は初めて。いつもと逆の風で難しく、いいショットをしても全部変なところにいってしまった。(手術の後で)体力も飛距離もなく、最後まで回れるかも心配だった。(共同)

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2009年4月4日のニュース