ビジュアル系・宅島　４位好スタート！

１アンダー、４位タイで初日を終えた宅島美香

　女子ゴルフツアーのヤマハ・レディース葛城第１日は３日、静岡県袋井市の葛城ゴルフ倶楽部（６４８５ヤード、パー７２）で行われ、２２歳の宅島美香（アコーディア・ゴルフ）が３バーディー、２ボギーの１アンダー、７１で回り、首位に１打差の４位と好スタートを切った。首位には２アンダーで白戸由香（３９＝日立ソフト）、米山みどり（３２＝山崎製パン）、浅間生江（２５＝廣済堂）が並び、新人の金田久美子（１９＝レプロエンタテインメント）は３オーバーの３８位と出遅れた。

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　１０メートルのロングパットを２つ沈めて波に乗った。スタートの１０番でボギーを叩いた宅島は、１２番でグリーン右からねじ込んで初バーディー。３番でも上ってから下るフックラインを決めてバーディーを奪った。首位に１打差の好発進。「全体的には納得しています。まずまず」と笑顔を見せた。
　ゴルフ雑誌でグラビアを飾ったこともある２２歳のビジュアル系。だが、同い年の上田桃子や諸見里しのぶに比べると実績は乏しく、今年も昨年の予選会５位でツアー出場権を手にした。飛躍を目指す今季は下半身を重点強化。オフは週６日、往復３０キロの山道を折りたたみ式自転車で走り、開幕後は瞬発系を鍛えるためダッシュを取り入れた。
　体脂肪が２％減って筋肉が増量。「腿が太くなってショットがぶれなくなった。パーオン率も上がっている」と言うようにスイングが安定した。さらに「おなかがへこんで、お尻もちょっと上がった」とビジュアル系にはうれしい美容効果もあった。週末は天気が崩れ、強風も予想される。「風とも相談しながらピンに絡めていきたい」。ヒップアップした宅島がスコアアップを狙う。

　◆宅島　美香（たくしま・みか）１９８６年（昭６１）６月２１日、岐阜県多治見市生まれの２２歳。アコーディア・ゴルフ所属。８歳からゴルフを始め、１２歳で「坂田塾」に入塾。美濃加茂高卒業後、名古屋商科大に進学し、０５年の日本女子学生ゴルフ選手権で優勝。０６年のプロデビューに合わせて大学を中退した。１メートル６１、５５キロ。得意クラブはパター。