「上段の構え」の選手が25年ぶり日本一

[ 2008年11月3日 19:23 ]

決勝で上段に構える正代賢司

 剣道の第56回全日本選手権は3日、東京・日本武道館で64人が出場して行われ、27歳の正代賢司五段(神奈川県警)が出場4度目で初優勝した。

 正代は準々決勝で昨年優勝の寺本将司六段(大阪府警)を破り、準決勝は米屋勇一六段(埼玉県警)に快勝した。若生大輔六段(北海道警)との決勝は延長の末、面を奪った。全日本剣道連盟によると、上段の構えの優勝者は25年ぶり。
 学生王者の畠中宏輔四段(国士舘大)は準々決勝で若生に敗れ、学生として30年ぶりの4強はならなかった。

 ▼正代賢司の話 感無量です。実力は若生さんの方が上。思い切っていった。面は狙っていたわけではなく、体が勝手に動いた。無我夢中だった。

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2008年11月3日のニュース