初黒星も…関東学院大一歩後退V争い

[ 2008年11月3日 18:47 ]

法大に逆転負けを喫し肩を落とす関東学院大フィフティーン

 【ラグビー関東大学リーグ・関東学院大21―24法大】最後は完全に足が止まった。ノーサイド寸前、3分以上に及んだ法大の波状攻撃を抑えきれずに痛恨の逆転トライを許した。関東学院大は今季初黒星を喫して優勝争いから一歩後退した。

 前半は正確なキックで地域を支配したが、後半に入ると一転。看板の強力FWの動きが明らかに鈍り、ボール争奪戦で劣勢に。法大のSO文字に全くプレッシャーをかけられない。速い展開の前に防御ラインの人数で不利な状況になり、何度もゲインラインを突破された。主将のナンバー8土佐は「実力不足。向こうが賢かった」と唇をかんだ。
 リードしていても、どこか臆病で自信のないプレーが目立つ。昨秋に発覚した部員の大麻事件による活動自粛期間を経て、復帰したシーズン。試合勘はまだ取り戻せていないのか。桜井監督は「最後まで相手を倒す気持ちで上回れなかった。自分たちのペースになりきれない」と歯がゆそうだった。

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2008年11月3日のニュース