ドラクエ大好き三塚Ｖなら「１日３時間ＯＫ」

　女子ゴルフツアーのカゴメ・フィランソロピーＬＰＧＡ第２日は２５日、千葉県印西市の習志野カントリークラブ（６４１６ヤード、パー７２）で行われ、２アンダーからスタートした三塚優子（２３＝フリー）が４バーディー、１ボギーの６９で回り、通算５アンダーで２打差の２位に浮上した。首位は全美貞＝ジョン・ミジョン＝（２５＝韓国）で通算７アンダー。福嶋晃子（３５＝ＮＥＣ）、茂木宏美（３１＝赤城ＣＣ）が三塚と並んで２位に付けた。横峯さくら（２２＝エプソン）は３２位に後退した。

【第２Ｒ
】

　三塚が全、福嶋の実力者との首位争いに割って入った。飛距離２６０～２７０ヤードを誇るドライバーが「きょうは曲がって苦しかった」が、アプローチがさえて４バーディーはすべて２～３メートルのチャンスにつけた。
　さらに「ボギーになりそうなところをパットでカバーできた」とドライバー以外がかみ合った。３３・５度の猛暑。「暑さは平気」という三塚もペットボトル４本の水分を取り、ポケットに入れたヤーデージブックは汗でボロボロになったが、満足そうな笑顔を見せた。
　６月のニチレイＰＧＭで１６アンダー、２位に１０打差をつけて優勝した。「自信にはなったけど、その後は毎試合優勝争いをしなくては」と自分を追い込み、精神的な疲れから、前週は予選落ち。それだけに「まだ２日間あるので優勝を意識するのは早い」と慎重だ。
　趣味はゲームで、休みの日には一歩も家から出ないという。今は新作の「ドラクエ」がお気に入りだが、母親からは「１日２時間」ときつく言われている。「今度優勝したら、３時間にしてもらえるかな」と笑わせた表情には、まだ今季２勝目への気負いはなかった。