“お尻ゴールのおかげ!”RウイングスV

[ 2008年6月6日 06:00 ]

 NHLのスタンレー杯決勝は4日、レッドウイングスが敵地ピッツバーグでペンギンズを3―2で下し、4勝2敗で6年ぶり11回目の優勝を飾った。今プレーオフで計27ポイントをマークしたFWヘンリク・ゼッターバーグ(27=スウェーデン)がMVPに輝き、DFニクラス・リドストローム(38=スウェーデン)は欧州出身の主将として初めてスタンレー杯決勝を制覇。北欧勢が輝いたシリーズとなった。

 試合終了を告げるブザーが鳴ると、レッドウイングスの選手はリンクで抱き合って歓喜。6年ぶりの優勝に興奮はしばらく収まらなかった。運も味方した。2―1で迎えた第3Pの7分36秒、ゼッターバーグが放ったシュートはGKフラーリーに阻止されたかに思われたが、パックは股間を抜けて背後へ…。そこにフラーリーが倒れ込み、自身のでん部で押し込むという“オウンゴール”となった。
 06年トリノ五輪を制したスウェーデン出身の7選手を擁しての王座獲得。MVPのゼッターバーグが「ニクラス(リドストローム)とともに勝ててうれしい」と言えば、02年のMVPでもあるリドストロームは「欧州出身の主将として初めて優勝できたことを誇りに思う」と感無量の面持ちだった。

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2008年6月6日のニュース