太田 北京五輪当確!

[ 2008年3月12日 06:00 ]

取材に応じるフェンシングの北京五輪への出場権を獲得した太田雄貴選手

 フェンシングの男子フルーレ個人で世界ランク7位の太田雄貴(22=同大)の北京五輪出場が確定した。男子フルーレ個人の五輪出場資格は、3月末の世界ランク上位8人(各国・地域2人まで)ら24人に与えられる。日本協会によると、世界ランク対象の1大会を残しているが、太田が9位以下に落ちる可能性はなくなった。

 太田は2大会連続の五輪出場で、アテネは9位。06年ドーハ・アジア大会では日本勢28年ぶりの金メダルを獲得した。11日に欧州遠征から帰国した太田は「五輪に出るのが目標じゃない。これからは情報戦でも負けられないし、死に物狂いでトップ4に食い込みたい」と本番へ向けて気合を込めた。

 北京で表彰台の夢を実現させるには、上位のイタリア、ドイツ、フランス選手の一角を崩さなければならない。1メートル72と小柄な太田は「体格で上回る欧州選手とのリーチの差はスピードと技術で対抗できる。問題は戦略と駆け引き」と話し、五輪前に日本チームのオレグ・コーチと欧州選手権を視察し、ライバルの弱点を研究する計画も明かした。

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2008年3月12日のニュース