白鵬 23歳バースデー白星で飾る

[ 2008年3月12日 06:00 ]

23歳の誕生日に3連勝を飾り、支度部屋で笑顔を見せる白鵬

 大相撲春場所3日目、白鵬が23歳の誕生日を白星で飾った。新鋭の鶴竜を押し込み、右四つの体勢から豪快な切り返しで土俵に叩きつけた。「土俵際でしぶといので、押すよりも投げた方がいいと思った。ひざをうまく使って取れた」と満足げに振り返った。「場所中だし、誕生日というのはあまり意識しなかった」と言いながらも取組後は紗代子夫人(23)、9カ月の長女・愛美羽(あみう)ちゃんと繁華街に繰り出して食事。「関取になって4年。早いなと思いました。23歳は若いといえば若いんですけどね…」。前日は電気マッサージを受けるなど、腰の状態は万全ではないが「自分の相撲が取れているから(問題ない)」と前向きだった。

 ≪朝青龍 快勝にご機嫌≫朝青龍がクセ者、安美錦を気迫の相撲で退け全勝を守った。この日もフライング気味に飛び込んで左を差すと、右の出し投げで相手を崩し、最後は左腕で頭を押さえつけながら土俵下へ叩き落とした。謹慎処分前に2場所連続で敗れた相手に快勝したとあって、風呂場ではモンゴルの歌を大声で口ずさみ喜びを表現。表情は硬かったものの「先場所とは全然違うね。たった3日間だが、本当にいいね」と前向きな言葉も口にした。

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2008年3月12日のニュース