イワノビッチ 初の準々決勝進出

[ 2008年1月21日 11:08 ]

全豪では初のベスト8入りを果たし、観衆の拍手に応えるイワノビッチ

 テニスの全豪オープン第8日は21日、メルボルン・パークで行われ、女子シングルス4回戦で第4シードのアナ・イワノビッチ(セルビア)が世界ランク64位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に6―1、7―6で勝ち準々決勝に進んだ。イワノビッチは第2セットにもたついたが終盤に地力を発揮、全豪では初めてのベスト8入りを果たした。

 第8シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)はマルタ・ドマホフスカ(ポーランド)を6―4、6―4で振り切り、この大会5年ぶりの8強入り。準々決勝でイワノビッチと対戦する。第29シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)は逆転勝ちし、四大大会で初めてのベスト8入りとなった。

 ≪シャラポワ世代の注目株≫イワノビッチは全豪で初めての8強入りを果たした。午前11時からの第1試合。第1セットの順調さが一転、第2セットはペースダウンしてタイブレークまでもつれた。イワノビッチは「早起きしたから眠かった」と照れ笑いでごまかした。大会を前に、ヨネックスと4年の長期ラケット契約を結んだ。テニス界では異例の大型契約といわれる。昨年の全仏準優勝を自信に飛躍し、世界ランクも自己最高の3位まで上昇した。コートを離れれば経済を学ぶセルビア人には、頂点を狙える存在として注目が高まっている。シャラポワと同じ1987年生まれの20歳。準々決勝に「厳しい試合になると思うが、しっかり準備をしたい」と四大大会の初タイトルを見据えていた。(共同)

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2008年1月21日のニュース