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磐越道バス事故 乗車中の生徒「死ぬかも」 保護者に動画とメッセージ

[ 2026年5月13日 05:30 ]

福島県郡山市の磐越自動車道でガードレールに衝突したマイクロバス
Photo By 共同

 福島県郡山市の磐越自動車道で新潟市の北越高の男子生徒1人が死亡したマイクロバス事故で、同乗の生徒が事故前、走行時の様子を撮影した動画とともに「死ぬかもしれない」とのメッセージを保護者に送っていたことが12日、捜査関係者への取材で分かった。一部の生徒は、県警に「運転が危険だと思っていた」「荒かった」と証言しているという。バスにはドライブレコーダーが搭載されておらず、県警は動画の解析を進める。

 運転していた若山哲夫容疑者(68)=自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕=は「運転や体調に不安はなかった」と供述。ただ、事故発生の6日の5日前に新潟県内で追突事故を起こしていたほか、数カ月前から物損事故を5、6回繰り返していたことが判明した。今月1日、修理業者から借りた代車で新潟県村上市の日本海東北自動車道を走行中に車2台に追突する事故を起こしていた。福島県警は若山容疑者が椎間板ヘルニアと痛風を患っていることを把握。運転に支障を及ぼすほどの症状だったのか慎重に調べを進めている。

 捜査関係者によると、マイクロバスは6日午前7時40分ごろ、速度を落とさず道路脇のクッションドラム(緩衝設備)にぶつかり、ガードレールに衝突。車体に突き刺さった状態で20~30メートル先まで走行した。稲垣尋斗さん(17)が車外に投げ出され、死亡した。

 ≪金子国交相 安全対策を検討≫今回のバス事故について、金子恭之国土交通相は12日の閣議後記者会見で「部活動をはじめとした学校教育活動における移動時の安全確保にどのような対策が効果的か文部科学省とともに検討したい」と述べた。自家用車やレンタカーで対価を得て人を運ぶ違法の「白バス」行為に当たるかどうかは「運行形態などを確認中で、確認された事実関係を踏まえて判断する」と述べるにとどめた。

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社会の2026年5月13日のニュース