「餃子の王将」タレに虫混入で謝罪　迷惑行為動画余波？店の衛生管理責任？　客嘆き「タレ撤去されてる」

　中華料理チェーン「餃子の王将」は14日までに、タレの中に虫が混入した疑いがあるとして謝罪した。同社公式サイトで発表した。

　調味料容器の中に虫が這っている動画がSNSなどで拡散されたことについて「『餃子の王将』をご愛用いただいている皆様に多大なるご心配とご不快な思いをさせたことに対しまして、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪。

　「報じられた動画のみでは事実確認をできないところもございますが、当該動画が投稿された時期、内容に類似する事案が当社のフランチャイズ店にて発生した事実を確認しております。当該フランチャイズ店にて発生した事案については、すぐにタレ瓶を交換させていただいた上で、当該店舗の店長よりご指摘をいただいたお客様にお詫びをさせていただきました。また発生日の翌日に保健所へ報告の上、当該店舗で使用中であった酢醤油などを全て廃棄し、容器・皿等につきましても全て再洗浄し衛生管理を徹底いたしました。その後、調味料・タレ類の保管方針についても説明を行い、保健所からは、当該店舗の衛生管理状態は問題ないとの確認をいただいております」とした。

　また発表によると、タレ瓶については「定期的に洗浄し、十分に乾燥させてから使用すること、調味料・タレ類については、営業終了後は他の容器に移し替えて蓋・ラップをして冷蔵庫で保管することを通達に具体的に明記しております」とし、「改めて全店舗においてタレ瓶等の衛生チェックを行い、上記事案のような事態が他に発生していないことを確認いたしました。その後、マニュアル・通達の遵守状況の本社チェック頻度の見直し及びタレ瓶等の洗浄頻度の見直しを行い、より一層衛生管理を強化・徹底しています」と再発防止に努めるとしている。

　一方で、ネット上では「テーブルにはタレも塩も酢も、小皿も置いていなくて（ナプキンと個別包装爪楊枝はあった）、着席後に一式運ばれてきた」「餃子のタレなど調味料がテーブルから消えていた」「王将もテーブルに調味料置かなくなってしまったよ…餃子のタレは自分で調合したい派なのにぺろぺろ小僧のせいでぐぬぬ」「久しぶりに餃子の王将に来てみたらテーブルにタレや薬味がない」「ペロペロ事件の影響なのか、餃子の王将でもタレが撤去されていた」などと声が上がり、スシローなど大手外食チェーンでの迷惑行為動画拡散による影響と思う客もいたようだ。