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深さ4・6メートルの穴に盲目の犬が落下 米パサデナの工事現場で消防士が救助

[ 2022年9月22日 13:02 ]

 米カリフォルニア州パサデナの消防士たちが、工事現場にあった深さ15フィート(4・6メートル)、幅3フィート(91センチ)の穴に落ちた犬を救助した。

 AP通信が地元テレビ局の報道に基づいて伝えているもので、この犬は工事現場の隣に住んでいるメアリーさん(ラストネームは非公表)が飼っている13歳のシーザー。視力がすでになくなっているために穴の存在に気がつかなかったと見られている。

 メアリーさんは21日の午後7時ごろ、飼っている他の犬が吠え始めて“異変”を察知。シーザーの鳴き声も聞こえたが、自宅に庭にいなかったことから工事現場を探し始めた。

 するとシーザーは穴の底。通報を受けたパサデナ消防局が対応し、現場に駆け付けた。

 ただし穴がかなり深く、幅も狭かったことから、チャド・オーガスティン署長は「安全を確保するために多くのステップを踏まなくてはいけなかった」と慎重に対応。ロープとハーネスを使いながら消防士が12分かけて穴の底まで降下し、助けを求めていた?シーザーを無事に救出した。

 幸いシーザーにけがはなく無事。地上に生還したあとは体についた土埃を振り払い、メアリーさん温かく迎えられた。

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2022年9月22日のニュース