大阪駅で列車に60人宿泊　北陸大雨で5時間遅延

　JR西日本は4日未明、大雨による3日の北陸線での遅れで列車の乗り継ぎができなかった乗客のため、大阪駅で特急の車両9両を「列車ホテル」として開放したと発表した。乗客約60人が宿泊した。

　JR西によると、3日午後9時23分に大阪駅に着く予定だった金沢発大阪行きサンダーバード44号が約5時間遅れ、4日午前2時10分ごろに到着した。乗客約60人は午前5時まで車両内で過ごした後、新幹線や在来線に乗り継いだ。

　気象庁によると、3日午後7時50分ごろ、福井市付近で1時間に約80ミリの雨を観測し、記録的短時間大雨情報を出した。特急列車が運休するなど大きな影響が出た。