米イラン ホルムズ海峡で攻撃応酬 トランプ氏「停戦継続」も石油タンカー2隻標的
米中央軍は7日、米軍のミサイル駆逐艦3隻がホルムズ海峡からオマーン湾へ航行中に攻撃を受けたため、イランの軍関連施設を攻撃したと発表した。イラン革命防衛隊は米駆逐艦にミサイルや無人機で大規模作戦を実施したと表明。トランプ米大統領は停戦が継続しているとの認識を示したが、米中央軍は、港湾封鎖を突破してイランの港に入ろうとしていたイラン船籍の石油タンカー2隻を8日に攻撃して航行不能にしたと明らかにした。
イランのファルス通信も8日、ホルムズ海峡でイラン軍と米船舶の間で散発的な衝突が生じたと報道。海峡の緊張は高まっている。
FOXニュースは米軍がイラン南部バンダルアバスとミナブ、ホルムズ海峡に近いケシム島の港を7日攻撃したと報じた。イランは戦闘終結に向けて米国が提案した基本合意案の覚書に対し、7日中にも回答するとみられていた。ルビオ国務長官は8日、訪問先ローマで回答が同日中にあるはずだと述べた。
米中央軍によると、イランはミサイルや無人機、小型艇で米駆逐艦を攻撃した。米側に被害はなかった。自衛の措置としてミサイルなどの発射拠点や指揮統制拠点を標的に反撃したとしている。
イラン国営テレビによると、軍事当局の報道官は米国が停戦合意に違反し、イランの石油タンカーも攻撃したと主張。メヘル通信によると、イラン南部ミナブの当局者は8日、米軍による7日の攻撃で、貨物船の乗組員5人が行方不明になったと明らかにした。
イランのアラグチ外相は8日、「外交的解決が検討されるたびに米国は無謀で軍事的な冒険を選択する」とX(旧ツイッター)で非難した。
一方、米紙ウォールストリート・ジャーナルは7日、米軍が船舶のホルムズ海峡通過を支援する措置を巡り、米国が早ければ今週中の再開を検討していると報じた。支援措置が現地時間4日に始まった後、サウジアラビアとクウェートは自国にある米軍駐留基地の使用や領空通過を制限していたが、それが解除されたためだとしている。
イランは4日、米艦船やアラブ首長国連邦(UAE)を攻撃した。ただイランはUAEを攻撃していないと否定している。トランプ氏は5日、支援措置の一時停止を表明した。
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