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W杯で日本と同組チュニジアに激震…ドイツ生まれ19歳FWが招集拒否 指揮官激怒「無礼だ」

[ 2026年5月17日 04:30 ]

チュニジア代表のラムシ監督
Photo By ゲッティ=共同

 W杯北中米大会(6月11日開幕)で日本と同じ1次リーグF組に入ったチュニジアが肘鉄を食らった。15日のW杯メンバー発表会見でサブリ・ラムシ監督(54)が当日になって期待の若手ストライカーから招集を拒否されたことを明かして怒りの反応。1月に就任してチーム再建を図る指揮官が、開幕前から混乱に見舞われた。

 メンバー発表の晴れ舞台でラムシ監督が怒りをにじませた。3月にA代表デビューを果たし、移籍市場でも注目を集めるドイツ2部カールスルーエのFWルーイ・ベン・ファルハト(19)の名前が26人のリストにない。指揮官は発表当日の朝になって父親から「招集は早過ぎる」と辞退を申し入れる電話があったことを明かし「ショックを受けてルーイに電話したが、彼は出なかった。再び父親に電話したが、彼も出なかった」と状況を説明。「これは無礼。この件は終了だ」と吐き捨て、話題を打ち切った。

 チュニジア人の両親を持つドイツ生まれのストライカーは将来的なドイツ代表入りも可能。W杯など公式戦に出場すれば代表変更が不可能になるため、招集を拒否したと考えられる。現時点では控え扱いとはいえ、ドイツのメディアでウィルツ(リバプール)やムシアラ(Bミュンヘン)らと比較される才能を逃したことはチームにとって大きな打撃だ。

 一方で14年W杯優勝メンバーの元ドイツ代表を兄に持つMFケディラを招集。指揮官自ら口説いて3月に年代別代表歴があるドイツからの変更に成功し、本大会は主力として期待が懸かる。16強敗退で1月のトラベルシ前監督の解任につながったアフリカ選手権で主将を務めた102試合出場の34歳MFサシら一部ベテランを切って若返り。パリSGの21歳FWアヤリやカナダ生まれの18歳FWエルミら成長株もリストに入れた。招集拒否ショックを乗り越え、7度目の出場で初の1次リーグ突破を果たせるか。今大会からグループ3位でも可能性はあるだけに指揮官の手腕が問われることになる。

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