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【ブレーク候補生】新潟明訓DF牛腸敢太 文武両道の1メートル90大型CB、ビルドアップでも貢献

[ 2026年2月26日 16:34 ]

ビルドアップと空中戦が特長の牛腸
Photo By スポニチ

 新潟県にいるサッカー界の未来を担う逸材を紹介する「ブレーク候補生」。今回は新潟明訓のDF牛腸敢太(17)だ。1メートル90の大型センターバック(CB)は長身を生かした空中戦だけでなく、足元の技術も駆使してビルドアップにも貢献している。理系科目が得意で、県内屈指の進学校において学業もトップを争うなど文武両道を実践。昨年に果たすことができなかった全国大会出場を目標として、日々努力を重ねている。

 成長曲線が一気に上昇したきっかけは、昨年9月の「第27回国際ユースサッカーin新潟」だった。2年生で初めて新潟県選抜に選ばれた牛腸は、U―17日本代表など各国代表を相手にも臆することなく積極的なパスを出し続け、優勝に貢献。「気持ちが成長した」と笑顔で振り返る。

 中学時代に所属した県央FCで繊細なボールタッチを身に付けた。自宅でもリフティングなどでボールを触り続けて技術は日を追うごとに向上。3年間で身長が約20センチ伸びて空中戦も武器の一つとなったが、パスをさばくのが特長だった。ただ高校入学後はなかなか技術を発揮できず、昨夏までの主な役割は途中出場でのパワープレーやロングボールをはね返す守備。強度、スピードが上がって「ボールを受けるのが怖かった」という消極的な姿勢が成長を妨げた。

 そんな後ろ向きだった気持ちを変えてくれたのが県選抜のチームメートたちだ。後にU―18日本代表に選ばれるMF井本修都(アルビレックス新潟U―18)らが果敢にドリブルで仕掛けていく姿を見て、チャレンジ精神が芽生える。大会後はミスを恐れない立ち位置やパスが増え、チームでもボランチのレギュラーを獲得。新チームとなってからは3バックの右に入り、精度の高いキックで攻撃の起点にもなっている。

 新潟明訓には「勉強も力を入れたい」とサッカー推薦を断り、一般入試に挑んで首席で合格。数学などは学年でトップを争う。サッカーとの両立で「勉強は量をこなせないので、短い時間で質を意識している」と力を込め、授業の休み時間や通学の電車内も問題集に向き合う毎日を送る。

 家業は祖父の代から続く設計事務所。建築士を目指しつつ、サッカーでも成長を遂げるために「筑波大に入りたい」と強豪大を進学先に設定している。最終学年の今年は全国大会出場が目標。「選手権で(MUFG)国立でプレーすることが憧れ。チームを勝たせられる選手になりたい」。ビルドアップに磨きをかけ、強いチームを構築する。(西巻 賢介)

 ◇牛腸 敢太(ごちょう・かんた)2008年(平20)9月27日生まれ、三条市出身の17歳。センターバック、ボランチ。小学1年からサッカーを始め、新潟ナポリFC三条Jr―県央FC。新潟明訓では昨秋からレギュラー。好きな選手はポルトガル代表DFルベン・ディアス。1メートル90、80キロ。利き足は右。

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