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柏 14年ぶり優勝逃し涙… 白星締めも鹿島との1差覆せず 試合終了後はスタジアムが異例の静寂 

[ 2025年12月6日 15:57 ]

明治安田J1リーグ最終第38節   柏1―0町田 ( 2025年12月6日    三協フロンティア柏スタジアム )

試合には勝利するも、優勝を逃し、悔しがる細谷(右)ら柏イレブン(撮影・松永 柊斗)
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 14年ぶり2度目の頂点を目指した柏だったが、あと一歩届かなかった。ホームで町田に1―0で勝利し、リーグ6連勝でフィニッシュ。しかし、前節終了時点で勝ち点1差だった鹿島が横浜Mに勝利したため、逆転できなかった。

 前半からエースFW細谷真大を中心に攻め込むも、町田を崩しきることができなかった。それでも後半18分、MF中川敦瑛が敵陣でボールを奪い前進。最後はMF瀬川祐輔の左クロスが町田のDF岡村大八に当たってコースが変わり、オウンゴールで先制に成功した。

 このまま逃げ切ったものの、試合終了を告げるホイッスルが響くと、スタジアムは一瞬静寂に包まれた。異例とも言える光景を見て鹿島の優勝を把握したのか、直後に悔し涙をこぼす選手の姿があった。

 かつて浦和を指揮したリカルド・ロドリゲス監督(51)が今季から就任した。昨季まで堅守速攻スタイルからボールをつなぐ新戦術に着手。戦術を落とし込むため、1月9日の今季初練習から紅白戦を実施するなどゲーム形式に時間を割いた。「自分たちのサッカーを表現すれば勝利をもぎ取れる」。スペイン人指揮官は攻撃的サッカーを浸透させ、昨季は残留圏ギリギリの17位に低迷したクラブを見事に復権させた。

 ロドリゲス監督は選手との対話を大切にする。鹿児島キャンプ中には全選手と面談し、希望ポジションを調査した。選手起用ではエースFW細谷を途中出場から流れを変える“切り札”に配置。細谷本人にゲームチェンジャーの重要性を説きながら話し合いを重ねた。「サブの重要さを理解できたし、プレーの幅が広がった」と細谷。すると今季36試合出場のうち先発13試合ながらチームトップの得点をマークし、2年ぶり2桁得点にも乗せた。

 指揮官は就任の際に「チームを成長させ、サポーターの皆様とクラブとともに、素晴らしい瞬間を分かち合えるよう最善を尽くしていきたい」と誓った。この日のチケットは完売。黄色に染まったホームで頂点にはあと一歩届かなかったが、来季のさらなる飛躍へつなげる。

 ▼DF古賀太陽 立ち上がりからロングボールを入れてくる相手でセットプレーでも強みを出してくる相手に対して苦しい時間もあったが、最後ホームで勝ちきれたのはポジティブにとらえたい。(2位は)悔しいですね。最後まで優勝を諦めずにやってきた。ただ、この勝ち点1差をどれだけ縮められるか、来年以降につなげられるシーズンにはなった。今季、僕らが発揮してきたことには自信を持って、来シーズンにつなげたい。

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