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J1残留を目指す新潟のGK田代 最後方から声で堅守を構築する

[ 2025年8月21日 04:00 ]

残り12試合もゴールマウスを守ろうと気合十分の新潟・田代
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 リーグ戦残り12試合で最下位からJ1残留圏内を目指すJ1新潟は、23日にホームで鹿島と対戦する。1―1で連敗を6で止めた前節の川崎F戦で5試合ぶりに先発フル出場を果たしたGK田代琉我(26)は、定位置とチームのJ1の座を死守しようと気合十分。誰よりも大きな声を武器に、残留に必要不可欠な堅守の構築に一役買う。

 練習でも試合でも、よく通る大きな声が堅守構築の鍵だ。田代は「きつい時に声があるだけであと一歩、足が出る」と強調し、味方を鼓舞し続けている。

 前節の川崎F戦では、デンカビッグスワンスタジアムの2層目にさえはっきりと声が届いた。「最近は喉の調子が悪い」と冗談めかして笑いながら「サポーターが歌ってくれている時にも聞こえるくらい出したい」と言うほど大きさに自信があり、量と内容にも気を使っている。

 新加入で同学年のDF船木も声で引っ張るタイプ。「(船木)翔が来てくれてリアクションがある。自分もそれに返して、その積み重ねが、一人一人が声を出すきっかけになる」とうなずく。今季は開幕からずっと波に乗れていないチームは、練習中も声が少ない時期があった。川崎F戦では1失点はしたものの「前よりも、みんな(声を)出すようになったと感じる。特にセットプレーは声で守れるか、守れないか」と声を出すことによる意思疎通の重要性を強調する。

 J1デビューで1―0で勝利した6月15日の横浜M戦以降、3試合連続で先発出場したが、その後は再びベンチスタートに。「何で?という気持ちはもちろんあった。正直、メンタル的にきつかった」と振り返る。それでも腐ることなく、練習に没頭。再び出場の機会が巡ってきた前節は、得意のロングキックも含めプレーで応えて連敗ストップに貢献し「代わって負けなかったのは自分にとっても大きな一歩」と目を輝かせる。

 残り12試合。「必ず(J1に)残留できるように、チームとしても、個人としてもいいパーフォマンスを出したい」と守護神の座を譲るつもりは毛頭ない。優勝争いを演じている鹿島が相手だが、ホームで戦える次節に狙うのは「クリーンシートを達成して勝ち点3」。その声でスタジアム全体を巻き込み、堅固な守備を築く。(西巻 賢介)

 ○…FW矢村健(28)がJ2藤枝に完全移籍することが決まったと発表した。新潟医療福祉大から20年に加入。藤枝への期限付き移籍から復帰した今季は終盤の途中出場が多く、23試合の出場で4得点だった。クラブを通じ「チャンスをつかみきれず、力になりきれなかったことを悔しく思います」とコメント。これで今夏7人目の移籍で、中野幸夫社長(70)は「J1リーグ残留に向けて、登録期間は終了となりますが、新潟のために戦う選手、監督、スタッフのサポートを継続してまいります」とコメントを出した。

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