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中村俊輔氏 クラブW杯の注目点を力説 「なかなかできる経験じゃない」日本人選手が得られるものとは

[ 2025年6月14日 05:00 ]

2014年、ACLで全北と対戦した中村俊輔(中央=横浜M)
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 約1カ月にわたって開催されるクラブW杯は14日(日本時間15日)に開幕する。各大陸王者など出場32チームに拡大されて初開催となる「プレW杯」で、賞金総額は約10億ドル(約1440億円)。横浜FCの中村俊輔コーチ(46)が大会の注目点、魅力、日本人選手などに与えるプラス影響を語った。 (取材・構成 垣内 一之)

 いよいよ開幕するクラブW杯。俊輔氏は「昔のクラブW杯とは規模が違うよね。前回までは各大陸1チームだったけど、それが変わった。見応えがある。(欧州クラブは)プレシーズンぽくなるかもしれないけど、それはそれで面白い」と期待を語った。

 古くは欧州・南米の2大陸の王者による直接対決、2000年からは6大陸王者が集う前身のクラブW杯も姿、形を変え、今回からフォーマットが大幅変更された4年に1度のビッグイベントに。

 「例えばマンチェスターCだと、デブルイネが(ナポリに)移籍したあとだから、(大会期間中に)チームづくりをどうするのか。フォーメーションとか戦術、まだコンディションが上がってない選手もいるから、そういった状況をどう捉えてやっていくのか。そういう見方もできる。どこのチームも熟していない。だからこそ面白い。若い選手を起用したり、それがきっかけでどんどんブレークしていく選手も出てきたりすると思う」

 欧州は長いシーズンを終えたばかり。移籍で抜けた選手もいれば、インテル・ミラノやRマドリードなど新指揮官で臨むクラブもある。その中で迎える今大会。疲労蓄積やモチベーション低下の懸念もある中、各チームがどういった姿勢で臨むのか。俊輔氏はまた違った視線で今大会を注目しているようだ。

 もちろんアジアのチームにも注目している。

 「アジアのチームが勝ち上がると、通用するんだなって、選手じゃなくて、クラブ単位で分かるのも面白いよね。米国のチームとやったりして“そこよりは強いんだ”って。“Jリーグでもこういうのが通用するんだな”とか」 

 日本は22年にACL(現ACLE)を制した浦和が出場。日本人選手にとっても意義は大きいという。

 「代表入りを目指している選手もいる中で、物差しになるからね。“世界トップレベルはこんな感じか”とか。なかなかできる経験じゃない。クラブとして、日本の代表として、なかなか世界と戦える場面はない。自分もマリノスでACLに出た。初めての経験で、W杯とも欧州CLとも全然違って面白かった。韓国のチームは強かったしね。欧州のチームとトレーニングマッチではなく、公式戦で戦えるから、ぜひいいゲームをしてほしい」

 俊輔氏が「別格」と言うメッシを擁するマイアミとアルアハリとの一戦で開幕するクラブW杯。米大陸は大いに盛り上がりそうだ。

 ▽新形式のクラブW杯 4年に1度の開催で今回が第1回。6月14日に開幕し、7月13日まで行われる。21~24年の各大陸王者を軸に32チームが参加。8組に分かれて1次リーグを戦い、各組2位までが決勝トーナメントに進む。出場枠は1カ国2チームの制限はあるが、大陸王者は制限外で南米はブラジル4チームが出場。賞金は総額10億ドル(約1440億円)で浦和優勝の場合は最高9718万ドル(約140億円)になる。

 クラブW杯はDAZNで全試合独占無料ライブ配信。

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