×

日本代表 8大会連続8度目W杯出場決めた 日本史上最速&世界一番乗り 久保が文句なしのPOM 

[ 2025年3月21日 04:45 ]

W杯北中米大会アジア最終予選C組   日本2-0バーレーン ( 2025年3月20日    埼玉 )

<W杯アジア最終予選 日本・バーレーン>後半、チーム2点目を決め喜ぶ久保(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 日本代表が8大会連続8度目のW杯出場を決めた。第7戦のバーレーン戦に2―0で勝利し、C組2位以上を確定させた。MF久保建英(23)が1得点1アシストとけん引。後半21分にMF鎌田大地(28)の先制点を演出すると、後半42分には自らダメを押した。3試合を残してのW杯切符獲得は日本史上最速。開催3カ国を除けば、世界でも一番乗りで本大会出場を決めた。史上初の3カ国共催となる本大会は26年6月11日に開幕し、7月19日が決勝となる。

 この男にも我を忘れる瞬間があった。W杯切符を決定づける一撃を突き刺した久保の興奮は収まらなかった。ユニホームを脱ぎ、投げ捨て、叫んだ。「頭が真っ白になるくらいうれしかった」。自らの左足で、北中米切符をたぐり寄せた。

 5万8137人の度肝を抜くスーパーゴールは、後半42分に生まれた。自らキッカーを務めた左ショートコーナー。伊東からリターンパスを受け、ゴールに向かう。クロスを警戒したGKの立ち位置を見逃さなかった。針の穴を通すように、ニアサイドのわずかな隙間を打ち抜く。「デザインされたセットプレーの中で、僕が直前で判断を変えてシュートを打った。結果入って良かった」とうなずいた。

 A代表では不思議と、ビッグマッチに縁がなかった。前回のW杯カタール大会出場を決めた3年前のオーストラリア戦。歓喜の輪の中心に久保はいなかった。当時20歳。大一番で出番は回ってこなかった。22年W杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦クロアチア戦は体調不良で欠場した。

 久保を大きく変えたのは、代表の歴史を築いてきた先人たちだった。カタールの地でベテランGK川島が、DF長友が、チームに尽くす姿を目の当たりにした。「僕に寄り添いつつ、チームを応援するという気持ちも忘れなかった。2人には今でも感謝している」。23歳になった日本の至宝は「いろんなことを教わって人間として成長できた」と言う。

 後半21分にはスルーパスで鎌田の先制弾をお膳立て。文句なしのPOM(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ)だ。「代表ではラッキーがなかった。今回もちゃんと実力で決めたゴール」と貫禄を漂わせた。

 試合終了の笛が鳴ると、その場でゆっくりと膝をついた。「W杯を決めた瞬間は安心した気持ちが強かった」。充足感はあれど満足はない。来年6月、2度目のW杯は25歳で迎える。「僕のできるプレーの最大限を発揮できるようなW杯にしたい」。仲間とともに、本気で世界一を目指す日々は続く。北中米で“最高の景色”にたどり着くために。

この記事のフォト

「鎌田大地」特集記事

「サッカーコラム」特集記事

サッカーの2025年3月21日のニュース