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なでしこ 化学反応起こるか!?新監督招聘間に合わず“代打オレ”で佐々木監督復活&内田篤人氏コーチ就任

[ 2024年10月5日 04:30 ]

(左から)佐々木則夫氏、内田篤人氏
Photo By スポニチ

 日本サッカー協会は4日、韓国との親善試合(26日、国立競技場)に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」のチームスタッフを発表した。佐々木則夫女子委員長(66)が監督代行、元日本代表DF内田篤人氏(36)らが1試合限定でコーチを務める。パリ五輪後の初戦に新監督の招聘(しょうへい)は間に合わなかったが、なでしこを11年女子W杯優勝に導いた名将が緊急登板することになった。

 8強で終えたパリ五輪から2カ月。池田前監督の後任人事は五輪後の初陣には間に合わなかった。なでしこジャパン初となる外国人指導者を中心に複数の候補者と接触してきた。だが日本協会では一貫して慎重に選定作業を進める方針。千葉市内で取材対応した佐々木委員長は「こちらのイメージとヒアリングした方々のご意見もある。そう簡単にはいかない」と説明した。

 10・26韓国戦は、1試合限りで「佐々木監督」が復活する。佐々木氏と言えば、11年女子W杯でなでしこジャパンを優勝に導き、則さんの愛称で親しまれた。21年末からは女子委員長に就任。本来は先頭で強化、監督人事を進める立場だが「これまで身近なところで見ていたので私が代行するのが現在の状況ではベスト」。指揮官不在の窮地に“代打オレ”の宝刀を抜いた。

 さらに元日本代表の内田氏が臨時コーチに就任のサプライズ。ロールモデルコーチとして男子のA代表や世代別代表の活動に同行。現役時代から海外経験も豊富だ。佐々木氏によれば内田氏も女子指導に意欲的で就任もとんとん拍子で進んだ。先月のU―20女子W杯で準優勝に導いた狩野倫久氏も加わり、豪華な組閣となった。

 新監督は年末までには選定したい意向という。急きょ、実現した則さん&ウッチーのコラボはどんな化学変化を見せるか。1試合限りだからこそ見逃せない。 (坂本 寛人)

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