×

なでしこ 涙の2大会連続8強敗退…金メダル候補米国との激闘延長戦で力尽く 五輪では5戦全敗に

[ 2024年8月4日 00:35 ]

パリ五輪第9日 サッカー女子準々決勝   日本0―1米国 ( 2024年8月3日    フランス競技場 )

<パリ五輪サッカー女子 米国・日本>延長戦の末に敗れ涙する長野(左)らなでしこジャパンイレブン(ロイター)

 パリ五輪サッカー女子は3日、準々決勝が行われ、世界ランク7位・日本「なでしこジャパン」は史上最多4度の優勝を誇る同5位・米国と対戦。0―0のまま突入した延長前半アディッショナルタイムに失点し、0―1と敗戦。五輪では過去4戦全敗だった強敵にまたも苦杯を喫し、2大会連続の8強敗退となった。

 日本はナイジェリア戦から先発メンバー5人を変更。負傷でベンチ外が続いていたMF藤野あおばがスタメン復帰。ナイジェリア戦から復帰し、華麗なFK弾を決めたDF北川ひかるは2試合連続でスタメン入り。ブラジルとの1次リーグ第2戦、技ありロングシュートで決勝点を決めたMF谷川萌々子はベンチ入りメンバーからも外れた。

 試合は圧倒的にボールを支配されるなかでも、大きな決定機を作らせず。攻撃では前半35分、FW田中美南がチーム最初のシュートを放つ場面もあったが相手GKに防がれゴールならず。前半を0―0のまま終えた。

 後半は日本が攻勢を仕掛けると同6分、FW浜野まいかのスルーパスから右サイドの裏をとったDF守屋都弥がクロスを入れるが、相手DFにクリアされファーサイドの北川ひかるに届かず。ボールを持てる時間も増え互角の攻防を演じ、互いにゴールのないまま後半終了のホイッスル。勝負は延長戦に突入した。

 延長前半6分、GK山下杏也加が相手Fwスミスと1対1になるピンチを迎えたが、絶妙な飛び出しでゴールを死守。しかし、延長前半アディッショナルタイム、元NBAの名選手を父に持つFWロッドマンに先制ゴールを決められ失点。

 1点を追いける展開となったがゴールの奪えないまま延長後半戦も終了。試合後はピッチで泣き崩れる選手らの姿もあった。

 これで対米国戦は通算1勝8分け31敗。五輪では04年アテネ五輪の準々決勝で1-2、08年北京五輪の1次リーグで0-1、準決勝で2-4、12年ロンドン五輪の決勝で1-2に続き5戦全敗となった。

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「日本代表(侍ブルー)」特集記事

サッカーの2024年8月4日のニュース