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J1首位奪回の町田・黒田監督「早くダービーと呼ばれるように」FC東京との初対戦制す

[ 2024年4月21日 21:29 ]

明治安田J1リーグ第9節   町田2―1FC東京 ( 2024年4月21日    味の素スタジアム )

<FC東京・町田>FC東京・クラモフスキー監督と握手する町田・黒田監督(左)(撮影・西海健太郎)
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 J1初挑戦の町田がFC東京と同じ東京都のクラブ同士による初対戦を制し、わずか約1週間で首位に返り咲いた。

 FC東京が長くJ1に所属してきた一方、町田はJリーグ初参入が12年、今季J1初昇格と歴史が浅く、カップ戦を含め両クラブは対戦経験がなかった。東京VとFC東京の対戦は「東京ダービー」、東京V―町田は「東京クラシック」と呼ばれる一方、このカードは名称がない。「新参者として早く東京のダービーと呼ばれるように、町田の名をこの東京の地でとどろかせることができるかといういろいろな意味で深い試合になった」と黒田剛監督。新たなライバル関係構築の足がかりとなる1勝の価値をかみしめた。

 前半にもぎ取った2得点は、いずれもチームがこだわる形から生まれた。先制点は前半14分のデザインプレーで、左CKを逆サイドで待ち構えたFWナ・サンホが移籍後初得点となる右足ダイレクトボレー。FC東京は19、20年に所属した古巣で、試合後には相手サポーター席へあいさつに向かい「温かく迎えてくれて、ただうれしいだけではない感情がある」と喜びをにじませた。

 勝ち越しの2点目は同25分、最終ラインのDFドレシェヴィッチからのロングフィードを国士舘大卒の新人DF望月ヘンリー海輝がライン際ギリギリの空中で折り返し、FWオ・セフンがダイビングヘッドを沈めた。抜群の身体能力を生かしたJ1初アシストで「得意な形で結果を残せて良かった」と誇らしげな望月に、黒田監督も「攻守でスピードを生かしてくれた。特に自分の前に道が開いた時には恐ろしいスピードを出す」と舌を巻いていた。

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