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現役引退の長谷部誠 人望厚くW杯3大会連続で主将 著書「心を整える。」はミリオンセラーに

[ 2024年4月17日 21:25 ]

18年W杯ロシア大会での長谷部
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 サッカーの元日本代表主将でドイツ1部アイントラハト・フランクフルトに所属する長谷部誠(40)は17日、記者会見を開いて今季限りでの現役引退を表明した。2006年2月のA代表初選出から、18年W杯ロシア大会まで通算で歴代5位の114試合に出場し、2得点。W杯は2010年の南アフリカ大会、2014年のブラジル大会、ロシア大会と3大会連続で出場し、主将を務めた。

 長谷部は名門・藤枝東高から2002年に浦和入り。07年まで在籍し、06年のリーグ制覇、07年のACL優勝などに貢献した。08年にドイツ1部ヴォルフスブルク移籍し、13~14年シーズンのニュルンベルクへの期限付き移籍を経て、14年からフランクフルトに在籍。今季でドイツ通算17年目のシーズンを迎えている。

 16強入りを果たしたロシア大会の決勝トーナメント1回戦ベルギー戦から一夜明け、自身のインスタグラムで代表引退を表明。それを聞いたDF吉田は涙を流し、GK川島やFW香川らが惜別のコメントを次々と出した。帰国会見では「99%の満足感と1%の後悔。その1%の後悔はこれからのサッカー人生、そしてその後の人生につなげられるようにやっていきたいと思っています」と語っていた。

 また、長谷部と言えば11年に発売した自己啓発書「心を整える。」がミリオンセラーとなった。同年3月11日の東日本大震災後に出版され、印税はすべて被災地復興のために寄付した。

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