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横浜、ACL初4強 10人でも攻め抜きロペスV弾、キューウェルイズム貫徹が奏功 次戦は韓国・蔚山

[ 2024年3月14日 04:10 ]

ACL準々決勝第2戦   横浜1-0山東 ( 2024年3月13日    日産ス )

<横浜・山東>後半、横浜・アンデルソン・ロペスがゴールを決め喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 準々決勝が行われ、日本勢で唯一、クラブとしては初めてベスト8に進んだ横浜はホームで山東(中国)との第2戦を1―0で勝利し、2戦合計3―1で4強入りを果たした。前半に負傷者、後半に退場者を出しながらもFWアンデルソン・ロペス(30)が決勝ゴール。ハリー・キューウェル監督(45)は攻めのタクトで勝利に導いた。準決勝は4月に蔚山(韓国)と戦う。

 不測の事態が起きても、数的不利の逆境でも、アタッキングフットボールを貫いた。横浜はクラブ初の4強入り。キューウェル監督は「後半に退場者が出て思うような形ではない中、最後まで諦めない姿勢で戦った選手たちを誇りに思う」と称えた。

 ピンチの連続でも、指揮官の采配が的中した。前半43分にFWマテウスが負傷交代し、後半2分にはDF永戸がこの日2枚目のイエローカードの判定で退場。両軍無得点のまま10人での戦いを強いられたが、フォーメーションを4―4―1から途中で4―3―2へと変更。第1戦を2―1で勝利しているため、守備を優先してドローに持ち込む戦略もあった中、あえて攻撃の枚数を増やした。

 「勇猛果敢でマリノスらしい。決して守りに入るつもりはなかった」とMF喜田主将。受け身にならず、攻め続けたことで同30分にロペスの決勝弾へとつながった。

 決勝トーナメント1回戦第1戦も退場者を出しながらドローへ持ち込み、同第2戦は120分の激闘を制して勝ち進んできた。「この大会はどの試合もタフだ。(今日も)やっと終わったな、と(思う)」と苦笑した指揮官。苦難を乗り越えた先にアジアの山頂が待っている。

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