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町田・黒田監督「首位を食わないと首位に行くことはない」勝ち点4で並ぶ首位鹿島と9日に上位対決

[ 2024年3月8日 04:30 ]

真剣な表情で練習を見守る町田の黒田監督
Photo By スポニチ

 前節J1初勝利を挙げたFC町田ゼルビアは9日、ホームに首位の鹿島アントラーズを迎える。

 同じ勝ち点4で並び、勝てば首位浮上の可能性もある上位対決。7日の練習後、取材に応じた黒田剛監督は「首位を食わないと首位に行くことはない、順位が上のチームを食って初めて上がっていけるという考え方。まだ3節でも、一つの大きなポイントになる試合」と次戦の重みを強調した。

 町田に22年まで在籍した前任者ランコ・ポポヴィッチ監督、そして町田から日本代表にまで成長したMF佐野海舟との対戦という側面がある。「俺自身は(ポポヴィッチ監督と)一緒にやっていないので」とかわしつつ「逆に向こうに普通と違う士気の高まりがあると思う。その闘志を受けて立つのではなく、ひるまずにチャレンジャー精神で向かう」と真っ向勝負を挑む。

 黒田監督はさらに、故障のため今季未出場の両チーム主将に言及した。鹿島から町田に加入したDF昌子源について「復調してきた」とし、青森山田時代の教え子である鹿島MF柴崎岳についても「練習に合流したと聞く」と情報収集済み。「いろんな意味での構図がイメージできる。プライドとプライドがぶつかり合う試合展開になる」と想像をふくらませた。

 Jリーグ「オリジナル10」でJ2降格経験のない鹿島とは、リーグ戦初対戦になる。J1初昇格クラブとして「タイトルを何度も獲ってJ1にこれだけ長い年月君臨しているチームに、我々がどこまで立ち向かえるか」と敬意を払いつつ、黒田監督は「向こうもリスタート(セットプレー)に強く堅守速攻もあるし、前からのプレスも速い。志向することが似ているところもあり、どこで相手を上回るかが勝負になる」と分析。「自信を持つためには、首位の鹿島に勝つことはすごく意味がある」と意欲をみなぎらせた。

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