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【アジア杯】DF伊藤洋輝 攻守に奮闘もイランとの熱量の差痛感「もっともっと食らいついていかないと」

[ 2024年2月4日 01:11 ]

アジア杯準々決勝   日本1―2イラン ( 2024年2月3日    カタール・アルラヤン )

<日本・イラン>ボールを競り合う伊藤(左、AP)
Photo By AP

 カタールで開催中のサッカー・アジア杯は3日、準々決勝が行われ、日本代表(FIFAランク17位)がイラン代表(同21位)に敗戦。アジア1位と2位の直接対決という今大会注目の“大一番”に1―2で敗れ、2大会ぶりに8強で姿を消した。

 左SBでフル出場したDF伊藤洋輝(24)は攻守に奮闘したものの、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにDF板倉滉がクリアしようとジャンプするが、空振りの状況となり、詰めてきたカナニを倒してしまい、PKを献上。これをジャハンバフシュに決められ、8強で散ることになった。

 試合後に伊藤は前半の戦いぶりを振り返り「ボールも握れていたと思うし、先制してプラン通りだったと思います」と話したが、後半に一転して防戦一方になった原因について問われると「ボールがつなげなくなって、ロストして押し込まれたっていうのは、自分たちが招いた展開かなと思います。どうしてもマンツー気味だったので、ラフなボールが多くなったのが苦しんだ要因」と分析。そしてイランの熱量について「後半押し込まれて、自分のサイドも何回かクロスを上げられたし。そこはもっともっと食らいついていかないといけなかった」と差を認めていた。

 W杯とアジアでの戦いの違いについては「どんな相手でも勝てるというのが目指しているところ」としながらも「苦しい時間帯で流れを変えられなかったところ。安定感というか、しぶとさ、力強さが足りなかった」と反省した。

 後半は相手に押し込まれ、日本のペースでうまくゲームをコントロールできなかった。そして後半アディショナルタイムに、板倉と冨安が見合う格好になってPKを取られた場面については「最後、声をかけられず、ああいう事故のような失点っていうのは今日のような試合では起こり得る可能性が見えていたので、非常にもったいない内容にはなりましたけど。ああいう難しい試合の中で、ボランチとしてゲームをもっとコントロールする力が必要になる。自分の責任だなと思います」と唇をかんだ。

 最後に大会で得たものについて問われると「グループステージからもそうですし、この試合を通して見ても、1対1の部分、個のフィジカルだったり制空権だったり、もっと自分のマッチアップした、敵対した相手に対してもっと勝っていかないといけないですし、そこの勝率がチームとしての勝敗に大きく影響すると思うので、そういったところを改めて、大会を通して学びましたね」と語った。

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