日本代表GK鈴木彩艶がシントトロイデンへ完全移籍

鈴木彩艶
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　日本代表GK鈴木彩艶（ざいおん、21）が、浦和からベルギー1部シントトロイデンへの完全移籍が確定したことが14日までに分かった。昨年8月に1年間の期限付きで海を渡ったが、複数の関係者によれば、その際に設定した買取オプションの条件を既に満たしたため、完全移籍が自動的に執行される状況という。

　浦和では元日本代表GK西川の牙城をなかなか崩せなかった鈴木だが、昨夏に海外に活躍の場を求めると、8月27日のセルクル・ブリュージュ戦から定位置を奪取。五輪チームからA代表へのステップアップも勝ち取った。リーグ戦は現在、16戦連続フル出場中。得意のシュートストップや正確なフィードなど、潜在能力の高さを随所に発揮している。

　U―17世代から世界の評価は高く、昨夏にプレミアリーグの名門マンチェスターUからもオファーを受けた。そのことで注目度はさらに増し、シントトロイデンの試合にも各国のスカウト陣が集結しているという。マンチェスターUも引き続き獲得に興味を示しているほか、既に他のビッグクラブからもオファーが舞い込んでいるもようだ。

　アジア杯出場により、パリ五輪最終予選を兼ねる4月のU―23アジア杯は欠場する見込みだが、アジア杯での活躍次第では、さらに評価がアップすることは間違いない。1メートル92を長身を誇る守護神の今後から目が離せない。