初のJ1得点王に輝いた神戸FW大迫勇也「感謝。1人では取れない」　パスをくれた仲間に捧ぐ勲章

明治安田生命J1リーグ第34節   神戸1－0G大阪 （ 2023年12月3日    パナソニックスタジアム吹田 ）

＜G大阪・神戸＞後半10分、先制ゴールを決めたパトリッキ（中央）を祝福する大迫（左）。右は武藤（撮影・北條　貴史）
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　横浜FWアンデルソン・ロペスとJ1得点王を分け合った神戸FW大迫勇也（33）は、チームメートに感謝した。

「感謝です。1人では取れないんで」。全34試合出場で22得点。33歳で初めて獲得した勲章を、パスをくれた味方に捧げた。

　この試合はシュート1本のみの無得点に終わったが「ヨッチ（武藤嘉紀）や蛍（山口）が僕に取らせてあげようしてくれて嬉しかった」と笑う。大迫自身もエゴに走るわけではなく、時に降りてきてパスを引き出して味方がプレーしやすいように展開。最後までチームプレーに徹した。

　チームはクラブ史上初のリーグ優勝を達成。得点王だけではなくリーグMVP最有力候補の“半端ない”ストライカーは「自分がやったことは誇りに感じるし、チームで取るべきものを取れたのは誇りに思います」と充実した1年間を振り返る。ただ同時に「満足はしない。進み続けなければ取り残される世界。自分に厳しくやっていく」とも引き締める。勝っても慢心しない。その積み重ねが今季の結果だった。