アーセナル・冨安　4点に絡む大活躍！今季初アシストに現地紙「実在する脅威」　首位突破貢献

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第5戦B組   アーセナル6－0RCランス （ 2023年11月29日 ）

＜アーセナル・RCランス＞前半、笑顔を見せるアーセナルの冨安
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　アーセナルの日本代表DF冨安健洋（25）が29日、RCランス戦で今季公式戦初アシストを含め、4点に絡む活躍で6―0の大勝に貢献した。チームはB組1位で決勝トーナメント進出が確定。D組で16強を決めていたRソシエダードのMF久保建英（22）は0―0で引き分けたザルツブルク戦に後半29分から出場した。B組のPSVアイントホーフェンも1次リーグを突破した。

　DF冨安が4得点に絡み、首位突破に大きく貢献した。右サイドバックで攻撃参加を繰り返し、前半13分にゴール前へのクロス、同21分にFWサカへのパスがゴールにつながった。同27分にはロングパスでFWマルチネリの4点目を演出。同終了間際には右サイドをオーバーラップしてパスを受け、右クロスでMFエデゴールのボレー弾を引き出した。

　マルチネリの一撃が個人技によるドリブル突破から生まれたためか欧州連盟公式サイトでは「アシスト1」とされたが、欧州の主要メディアは「2」と認定。イブニング・スタンダード紙は「実在する脅威」と称賛した。

　アルテタ監督も「彼は素晴らしかった」。開幕当初は控えだった冨安だが、現在は公式戦5戦連続先発。常々「できる限りの準備をするだけ」と話すDFに指揮官も「最近は長時間プレーしているので休ませたかった」と前半限りで交代させる気遣いを見せ、結びつきの強さを感じさせた。リーグ戦でも首位に浮上した名門で冨安の存在感が増している。